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POEM
桜
花の咲き方に
文句を結ぶ人がでた
桜の散り方に
応援を残す人が出た
そんなこんなでまとまった世の代
横も悪くも
桜の花の審判が 判決を
今宵の宴の裁判とて
桜に 委任状を
人の幸せ 人生 決めるのは
貧富の差
桜の方の優劣 決めるのは
貧富の差
桜は人のしがらみ
混ぜたがるのか
そこも散ると同時に
平等な裁判を
扇子に金粉載せて
杯と共に 評決を
縮れた毛糸が
情けなく舞う平屋に
薄紅色の花びらが
ひらりひらりと
汚い老婆が
よだれを垂らして睨む
桜は 美しいのか 疎ましいのか 果て
聖なる判決覚悟しろ
桜満開
それは時には鬼の顔
聖なる判決覚悟しろ