ART・POEM

滑稽なるかな

 

滑稽なるかな 余りの幼稚ぶりを

淫行ゆえに 鬼笑が支配する

滑稽なるかな 余りの卑怯さを

残酷ゆえに 畜生が支配する

そなたの場は

余りにも濁り 悪臭甚だしく

邪悪に満ちており

欺瞞という棒の 支えが

あるのみ 吠えるのみ

 

そなたは

正義という名の基に

様々な毒々しい悪行を

繰り広げ

平等という名の基に

弱きなる清らかなる者の

血を軽んじた

 

せせら笑っているものが

隣に そこに あそこに

此方に ここにも 向こうにも

 

私は 人として 人として

謳わねばならない

不確かなものを 支えとして

叫ばねばならない

 

滑稽なるかな 滑稽なるかな