ART・POEM
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POEM
白雪
白雪が舞うと人は喜ぶ
私も嬉しいと思う
美しい
手を触れると芯まで届く息がある
息は生きたものとなり
厳選された心臓が
ますます感じられる
厳選された魂が
ますます感じられる
それは未知の道である
広がり続けた雪は
どの髄にも降り積もる
帝にも
舎弟にも
幼子にも
草花にも
降り積もる
「映えあれ、栄えあれ」と
声高らかに歌うことを知る
指図を受けた全ての霊が
動いた
歩いた
白雪が舞うと人は喜ぶ
それを見た私も笑った
それを見た兄が私を抱きしめた
それを見た父が私の心に溶け込んだ
その時人類が集められた
厳選された心臓が
厳選された魂が
清らかな言葉の意味を知る
安らかな言葉の意味を知る
あなたの頬にふれよう
あなたの心に真理の水を注ごう
白雪が舞う日に
白雪が舞う日に