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あっさりとした広々とした空間に
さほど立派でない私が吸い込まれた
爽やかにと薦めてくれるのはありがたいが
あまりの我が無知にとまどいを隠せない
生ぬるい潮風が私を嘲笑しているかのようで
圧迫と共に虚勢が先を行く
幸あれと響く韻がとても悲しくて
一人取り残された気がした
静まり返った巨大な存在感が
悠々と誇らしげに時と共に流れている
やはり想像した通りの光景だと
感慨深げに頷いている私は辻褄を合わすことだけ