ART・POEM

 

 

あっさりとした広々とした空間に

 

さほど立派でない私が吸い込まれた

 

 

爽やかにと薦めてくれるのはありがたいが

 

あまりの我が無知にとまどいを隠せない

 

 

生ぬるい潮風が私を嘲笑しているかのようで

 

圧迫と共に虚勢が先を行く

 

 

幸あれと響く韻がとても悲しくて

 

一人取り残された気がした

 

 

静まり返った巨大な存在感が

 

悠々と誇らしげに時と共に流れている

 

 

やはり想像した通りの光景だと

 

感慨深げに頷いている私は辻褄を合わすことだけ