ART・POEM

開戦

 

遥か昔を思いだしてごらんなさい。

焼けるような日差しを思い出してごらんなさい。

心が剥げて気持ちが熔けて、さあ思い出してごらんなさい。

心と気持ちを結んでしまった昔を思い出してごらんなさい。

 

御覧下さい。

御免下さい。

閲覧下さい。

 

鏡とは見事な骨董品です。

写真とは見事なる真犯人です。

見届けてください。

眼を離さないで下さい。

ずらさないで、ずり落ちないで、投げださないで、さじ投げるな。

 

赤ん坊の首が据わったら残さず網羅して下さい。

それでは幾分楽しんでもらって。

 

デデデ弟子とて師には逆らえず死には歯向かえずであるから今日のお供え頂けるのでして

何の批判があるでしょうか。

 

隣町から家畜が訪ねてきた。

きょうは晴れた日よろしい。

花を捧げましょう。

お線香炊きましょうか。

卑猥なお祈り誰からささげましょ。

手を合わせて目をつぶってお経を唱えて眉間の皺が美しい。

さあ、皆さんご一緒に。

 

懐かしい春の思い出なくしたら何にすがろう。

小包宛がう極楽極楽タンポポ咲いた道草くった幼い頃の思い出なり。

蟻には蟻の言い分が、それを無視して何諭す。

 

恥ずかしさ満開白痴の演説どうすりゃいいのか。

筋が入るおこぼれもらう心得焦りと共に増徴させよ。

 

未熟な雌があざ笑うそれ見たことか。

円熟に向かうと誓うその真髄は故意ゆえに憎しみのような感じすら。

破廉恥な吐息すら微妙にであってもさらけ出す事これ難しく計り知れない試練とあらわせば

良いものか舵は取れなく申し訳ございません。

 

ハハハ何様故に事あるごとに分銅持ち出すのか量りは最強に謀りは緻密に申し訳ございません。

 

おどけて見せた風景画誉められ止められ行き場がない。

ひいいいいい。

うつむきいい加減さが表れていてそれは見事である。

それならば手ほどきのほどを伝授しなくてはいけない。

泣かせばいやに懐いてくる。

無理強いせずとて自らこのんで懐いてくる。

その心は透かしきれない堕落なのか、その心は見るに耐えないお情けなのか。

 

綺麗な女の人がやってきたわたしはとっても嬉しくって、女の人が通りすぎるまでじっと見つめていました。

それはそれはきれいなきれいな女の人でした。

 

じわりじわりと襲ってくるこの指図は何なのか。

望遠鏡が述べた真実無理して噛み付いた正直者は馬鹿を見る怖気づいた精神が今日も行く。

ふんどしつけて醜さ万回はずした白けたいてもたってもいられない。

紛失物を探す脳と宝物を探す脳は同じか。

 

奇妙な無我夢中。

鳩の糞が舞う一日はさぞかし晴れた晴れ晴れとした休日でしょうな。

残り物には福があるふれんど醜いままごと三日月なればあてがう甲斐もあっただろう。。。

 

とめどなく流れる清水が、地道な作業を選んだ私が、蜜を吸い忘れた蝶々が、胸糞悪い貴婦人が、

物腰ふらつく総理大臣が、怪しげに狂った大統領が、これまたのぼせる軍隊が、

それを聞き届ける殿方が、信念それは麻薬とて白布をまとった宗教家。

右と左に別れて開戦開戦。

左右に別れて開戦開戦。