ART・POEM

月の光

 

 

見下ろされて 辱めを受け

 

何時も

 

堕ちてゆかねば そればかりは

 

裁判の日とて 判決の日とて

 

月の光よ

 

 

 

得ることすら 納めずして

 

何処へ

 

乱れる写生とて 脆く甚だしく

 

雷鳴と共に 絶叫と共に

 

月の光よ

 

 

 

起こり得る 全ての批判をも

 

何為と

 

慈しみと温もりと 激しさどころか

 

静寂ゆえに 清明なるがゆえに

 

月の光よ

 

 

 

ほんのりと 微々たる灯火

 

・・・

 

全身全霊全魂 天震懇献尽燃拝震天

 

貴方を 愛する 愛する

 

月の光よ